統合失調症の原因と症状。 名画ムンクの叫びの秘密から学ぶ妄想と幻覚 【千葉の訪問看護・訪問リハビリは日本訪問医療】

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ムンクの叫びを知ると統合失調症がよくわかる!?

名画ムンクの叫びを書いた時のムンクの日記でのコメント

は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。

byムンク

。精神症状は被害妄想が中心で、ムンクが統合失調症にかかっていたことはほとんど間違いないとされています。
『叫び』が描かれた時期と精神症状から病気を解説します

統合失調症と天才画家ムンク

橋の上には叫びにたえかねて耳を両手でふさいでいる男が描かれています。 つまり、この絵は「叫んでいる絵」ではなくて、「叫び声を聞こえた気がして耳を塞いでいるムンクだといわれています。ムンクは晩年精神科医のもとで療養生活を送ります。精神症状は被害妄想が中心で、ムンクが統合失調症にかかっていたことはほとんど間違いないとされています。
『叫び』が描かれた時期と精神症状が認められた時期は違いますが、絵の表現が幻覚体験とよく似ていることから、すでに統合失調症の症状が現れていたかもしれません

人形を抱く心に闇を抱えた人のイラスト

ムンクの叫びの解説

叫びの絵は統合失調症の症状に悩まされている世界を、映し出しています。 この絵はムンクは2人の友人と歩道を歩きながら、幻聴や妄想と戦っていた時の自画像と思われます。 散歩中に立ち止まり、酷い疲れを感じて ふと見ると空が血の赤色に見える。美しい街並みが血にそまっていると感じたのでしょう。妄想と幻聴にむしばまれ、立ち尽くしたまま不安に震え、幻聴と戦ったが果てしない叫びを聴き、耳を両手でふさいだ自分の絵を描いたのでしょう。私が見ている世界は真実だと伝えたかったのかもしれません。絵に描かれた思いが伝わり深みがある作品といえます。

おばけが怖い子供のイラスト(女の子)

日本の統合失調症は80万人いる!!

厚生労働省による調査では、ある1日に統合失調症あるいはそれに近い診断名で日本の医療機関を受診している患者数が25.3万人で(入院18.7万人、外来6.6万人)、そこから推計した受診中の患者数は79.5万人とされています。 (2008年患者調査 厚生労働省HPより) 日本において、精神科は受け入れが悪いです。病院でも、本人の同意のみで精神科を受診すると家族から苦情がくることが多くみられます。 精神科は、診察のイメージがわかない、病気と診断されるのが心配。自分が病気とは思いたくない、薬づけにされるかも?、こんな悩みで受診していいの?、受診していることを他人に知られたくないなど、ネガティブイメージの代表とも言えます。

白衣を着た人のイラスト(男性・ショック)

統合失調症とは

以前は「精神分裂病」が正式の病名でしたが、「統合失調症」へと名称変更されました。 統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。人々と交流しながら家庭や社会で生活をすることが、妄想などによりできなくなります。感覚・思考・行動が病気のためにゆがみが出ていることを自分で気づき理解することができません。なぜなら、現実と幻聴や妄想の境界線がなくなるからです。慢性化しやすく、その間に幻覚や妄想が強くなる急性期が出現します。新しい薬の開発と心理社会的リハビリの進歩により、初発患者のほぼ半数は、完全かつ長期的に症状を抑えることができるようになり社会復帰しやすくなりました。

廊下を走る生徒のイラスト


①妄想

妄想とは、 明らかに誤った内容を信じてしまい、内容的にあり得ないことを強い確信をもって信じることをいいます。通常は考えられない理由づけをして強く確信して修正できなくなる場合が多いです。たとえば、テレビや雑誌、インターネットで自分のことが話題になっている、すれ違う人が全員自分の悪口を言っている、みんなは闇の組織に所属しており敵であり、隙あらば自分を襲おうとしている、謎の組織や暗殺集団、取材陣にずっと尾行されている、道を歩くと皆が自分をチラチラと見て脅してくる、などのような迫害妄想、被害妄想、追跡妄想、注察妄想、関係妄想などがあり、これらは被害妄想とよばれています。考えていることが声とななりみんなに聞こえる、自分の考えは神を通して世の中の人が全部知っているなどの症状も現われます。

スパイのイラスト

②幻覚

幻覚とは実際にはないものをあるように感じる知覚の異常で、中でも自分の悪口やうわさなどが聞こえてくる幻聴は、しばしば見られる症状です。 自分に対して何か語りかけてくることを言います。おまえは社会に必要ない。みんなが悪口を言ってるぞ!死んだほうがいい、という黒い姿の人間の声や複数の人間同士がささやく声が聞こえます。寄生虫がいる、身体の一部がないなど言う人もいます。もともとは本人の気持ちや考えであったものが強く信じることにより、イメージできるようになることです。本人にとっては幻覚は現実に見え、何回も何回も見たり、聞いたりすることで現実との境がなくなり不安や恐怖に陥ってしまいます。

幻覚のイラスト

②陰性症状

幻覚のような明らかな症状がなく思考や行動のまとまりのなさ、能率の低下、ひきこもりになるなどの、穏やかな症状のことです。例としては、感情が鈍くなり、笑わなくなるボーっとしている、会話の中で比喩などの抽象的な表現が理解できなかったりする、自発的に何かを行おうとする意欲がなくなり、行動を続けるのが難しい、自分の世界に閉じこもり他者とコミュニケーションをとらなくなる、ひきこもりになるなどです。

登校拒否の女の子のイラスト

③認知機能障害

記憶力の低下、目の前の仕事や勉強に集中できなくなったり、考えがまとまりにくくなったりする、物事に優先順位をつけたり計画を立てることができなくなります。

頭を抱えて悩んでいる人のイラスト(女性)

統合失調症は前兆期・急性期・回復期に分けられる

前兆期

前兆期は、急性期を前にして様々な症状が出現する時期です。精神症状としては、焦りと不安感・感覚過敏・集中困難・気力の減退などがあります。
うつ病や不安障害の症状と似ているため、初めての場合にはすぐに統合失調症とは診断できないことがあります。
また、不眠・食欲不振・頭痛など自律神経を中心とする身体の症状が出やすいことも特徴です。

初発の場合には、これだけで統合失調症を診断することはできませんが、再発を繰り返している場合には、前兆期の症状が毎回類似していることを利用すると、「不調の前ぶれ」として本人や周囲が早期発見するための手がかりにできます。

不眠症の人のイラスト

急性期

幻覚や妄想などの、統合失調症に特徴的な症状が出現する時期です。この幻覚や妄想は、患者本人にとっては不安・恐怖・切迫感などを強く引き起こすものです。そのため、行動にまで影響が及ぶことが多く、睡眠や食事のリズムが崩れて昼夜逆転の生活になったり、行動にまとまりを欠いたり、周囲とのコミュニケーションがうまくとれなくなったりなど、日常生活や対人関係に障害が出てきます。

視線が怖い人のイラスト

回復期

治療により急性期が徐々に治まっていく過程で、現実感を取り戻す時期でもあります。
疲労感や意欲減退を覚えつつ、将来への不安と焦りを感じます。周囲からは結構よくなったように見えますが、本人としてはまだ元気が出ない時期ですので、辛抱強く待つ姿勢がよい結果を生みます。

対人恐怖症のイラスト

安定期

回復期を経て、安定を取り戻す時期です。すっかり病前の状態へと戻れる場合もありますし、急性期の症状の一部が残存して取り除けない場合、回復期の元気がないような症状が続いてしまう場合などもあります。 こうした安定期が長く続き、リハビリテーションにより社会復帰を果たし、治癒へと向かう多くの患者さんがいます。
しかし、この状態から前兆期が再度始まり、再発を迎えてしまうことがあるのは残念なことです。

薬を飲んで落ち着いた人のイラスト

統合失調症を発症した後は

治療を受けた人の重度の障害を残す場合は10~20%であるとされています 新しく開発された薬と心理社会的リハビリの進歩のおかげです。症状が現れてから薬物治療を開始するまでの期間が短いと治療しやすく症状が軽く済むので、早期発見・早期治療が大切です。

いじめを発見した先生のイラスト(女性)

発症の原因は

発症の原因はよくわかっていません。仕事や人間関係のストレス、就職や結婚など人生の転機で感じる緊張などがきっかけとなり、発症するのではないかと考えられています。

手の痙攣のイラスト

気長に病気とつきあっていくことが大切です

症状が出なくなる人もいますが、症状がなくなったからといって自分だけの判断で中途半端な時期に薬をやめてしまうと、しばらくして再発してしまうことも多いので注意が必要です。かならず、主治医と相談しあい決めねばなりません

沢山の薬を飲む人のイラスト(男性)

最後に・・・精神科について

私は統合失調症ではありませんが、仕事が原因で精神疾患をわずらった時がありました。病気が原因で事故を起こしてしまうことかあり、偏見も肌で感じてしまう時もありまました。

症状が重たくなり、ベッドから起き上がれなくなり、働くことはおろか、外出することもほとんどできなくなりました。朝起きると、晴れているのに真っ暗に見えるのです。

私はその時はただのサラリーマンでしたので精神科には強い抵抗がありました。症状が重くなっても周囲は理解できないので、私の周りから、少しずつ友人や恋人は距離を置くようになっていきました。

精神科の本や心療内科の本を読むことによって病気を知り、家族の理解、支援もあって時間をかけて少しづつ、よくなっていきました。

でも、今思うと早く精神科を受診しておけば、もっとはやく救われることができ、いろいろ失わずにすんだかもしれません。

もしかしたら、看護師にならず違う人生だったかも・・。

病院勤務をして思うことは精神科の医師は優しいです。あなたの話を聞いてくれます。話を聞くのが好きだから精神科になった人が多いです。きっとあなたのことを暖かく迎えてくれ、あなたの話をじっくり聞いてくれます。一人じゃないよ。

カウンセリングのイラスト(女性医師)

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