認知症の原因。レビー小体、アルツハイマー、脳血管性認知症 【千葉の訪問看護・訪問リハビリは日本訪問医療】
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・認知症ってよく聞くけど、実際何かよくわからない
・認知症って病気?症状はなに?治療できるの?
認知症は難しいようで簡単です。認知症のことを知るだけで介護が楽になり、介護者の気持ちも楽になります。教科書に書いてあることは難しいので、現役リハビリ看護師がやさしく解説します。
◆認知症とは
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。 脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。 (厚生労働省HPより)
簡単にまとめると、脳の働きが悪くなってしまい、心と体がコントロールしにくくなっている状態です。やりたいのにできない。笑顔で話ししたいけど、イライラして話してしまう。トイレはわかるけど、でも間違えて部屋の真ん中でおしっこしてしまうなど。ということです。原始人のようにルールが少ない社会であれば問題なかったのです。現代のようにルールが多く複雑な社会では、 心と体がコントロールしにくくなっている状態だとあらゆる面で支障が出てきて、 問題化してきます。
いままでできていたのに。わかっているのに。認知症の本人もつらいのです。だからこそ、周りの人がしかっり、病気を理解して対応してあげることが重要です。
◆認知症のわかりにくいところ
認知症は病気になる原因によって分類されています。大きく分けると2つです
① 変性認知症
② 脳血管認知症
【ポイント!】認知症の二つの分類について知ることが非常に需要です。
①ゆっくり進行する 変性性 認知症
脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」になり、徐々に認知が悪くなっていきます。昨日よりも今日、今日よりも明日と毎日ほんの少しづつ、忘れたこともわからなくなって、古い記憶で新しい記憶を上書きしてしまうようになります。体験の一部を忘れるというよりは、体験そのものを忘れるようになっていきます。
アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体病などがこの「変性疾患」と言われています。
アルツハイマー型認知症では、もの忘れや徘徊などが目立ちますが、レビー小体型認知症では、実際にはないものが見える幻視や、大声での寝言、また、頭がはっきりしているときと、そうでないときの差がはげしいなどの症状が多くみられます。
ゆっくり~すすむ~変性性認知症のカメさん
② 病気をきっかけに急激に進行する脳血管性認知症
脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などの病気が起こった為に、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んでしまい、神経のネットワークが壊れて昨日できなくなってしまうタイプです。脳血管性認知といいいます
昨日の夜中から同じことを繰り返し言うようになった。普段からおしゃれな人なのに先週から同じ服ばかり着ている。いきなり今日は何年何月何日の何曜日かわからなくなった。家にいるのに今どこにいるか、よくわからないと騒いでいるなどの様子が見られたら、脳血管性認知症の初期症状といえます。できるだけ早めに専門医の診察を受け、症状を悪化させないよう対処することが望まれます。
朝は普通だったのに、いきなり今日は何年何月何日の何曜日かわからなくなり、自宅なのに今どこかわからない、言えないは、緊急性があります。お近くの脳外科、脳神経内科にすぐに受診してください
次回に続きます!
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